碓井サテライトクリニック
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私の独り言?
患者さんの涙 先日,手術後の患者様から涙を浮かべながら,感謝されました.握手までもとめられました.こんなに喜んで頂いたのは,初めての経験です.それほどまでに,つらく思い詰めておられたのでしょう.勤務医時代は有名な病院で手術をしていましたので,患者様は看板に安心して,受診されていたのでしょう.私のクリニックは総合病院に比べ,小さなものです.そのクリニックで手術を受けるのでしょうから,不安があったと思います.清水の舞台から飛び降りる気持ちで手術を受けられたのでしょう.張りつめていた気持ちが,手術後の具合が良いこともあって,弛緩されたのかもしれません.今後も,この様な患者様の気持ちを大切にして行きます.
最新の
内視鏡機器
内視鏡機器はクリニックのモットーに従い,最新のものを用意しました.ただ,これを自慢する気はありません.やがて古くなるでしょうし,お金を出せば,誰でも購入する事が出来ます.しかし,技術,知識,経験はお金で手に入れる事は出来ません.この事を誇りにしています.
検査件数 ある医師から,2万件も検査をすれば上手になれますよねと言われました.私は以下のように返答しました.
ある程度の件数は手技の上達には必要ですが,2万件もできたのは技術的に優れていたからですと.へたな人が多くの件数をさせてもらえるほど世の中甘くはありません.上手で,短時間で検査ができるので,多くの検査ができたわけです.
腸洗浄 昨今,腸洗浄が流行っています.恩師の白壁先生が腸結核(当時,結核は死の病気でした)の研究を千葉大学でされている時の昔話をよく聞かされました.その当時の大腸の前処置はいわゆる腸洗浄だったのです.きれいなレントゲン写真を撮るためには何度も腸洗浄をしなくてはならず,とても大変だったそうです.やがて,腸洗浄で排出した便のニオイで結核臭い(洒落です)と分かるようになったとか.時には駅前で患者さんが倒れる(脱水で)事もあったそうです.やがて,食事制限をしての下剤服用という方法(これをブラウン変法といいます)が発表され,腸洗浄をしなくてすむと喜んだそうです.そのブラウン変法も現在の2リットルの下剤服用という方法に取って代わられました.
温故知新というか歴史は繰り返されるのですね.
世の中は狭い 広島で内視鏡がとても上手だと有名な沖先生は私の1年先輩です.ラグビー部と剣道部という体育会系で同じ広島出身ということで仲良くして頂いていました.本郷の小さな寿司屋で内視鏡がうまくなりたいと飲んでいたのを思い出します.その後,沖先生は世界的に有名な新谷先生へ,私は工藤先生の所で勉強したのです.私が開業する時も助言をして頂きました.
世の中は狭い 広島大学から社会保険中央総合病院に勉強に来ていた中島先生が私の開業とほぼ同じ時期に呉市医師会病院に赴任して来ました.強い味方を得た気持ちです.難しい患者さんを紹介させて頂いています.
世の中は狭い 昭和大学横浜市北部病院で非常勤講師として,週一回外来と手術をしていましたが,その時に私の助手をしてくれたのが広島で有名な小池先生のご子息でした.
前田外科病院 昭和大学横浜市北部病院に週一回勤務していましたが,その際に工藤教授から赤坂の前田外科病院(世界的に有名な米国在の新谷先生が時々日本に来て検査をしている病院です)を紹介されました.内視鏡の看護師さん達は,上手な先生達の腕前を目の前で見ていますので,かなりの目利きです.当初,とまどいもありましたが,パラメディカルの人たちから認められ,自信を深めました.
人の縁 人の縁.平成2年に社会保険中央総合病院に勤務しましたが,金銭的にきつい状況でした.その時に,工藤先生の縁で仲良くしていただくようになった岡本平次先生から内視鏡のアルバイトを紹介されました.その先生が熊谷義也先生でした.やがて熊谷先生は開業され,開業後もアルバイトを続けました.そのクリニックの名前が熊谷サテライトクリニックなのです.熊谷先生の許可を得て,サテライトの名称を使わせて頂いています.
熊谷先生 偉大で,尊敬する先生です.出身大学が違うのに,目をかけて頂きました.先生の所で,大腸の内視鏡をしているのは有名な岡本平次先生でした.私が検査をする間,そばで黙って見ておられ(監視されていたのかも),偽物だったら辞めてもらうというようなプレッシャーを感じていました.私が勝手に思っていましたのかもしれませんが.とにかく,汗をかいたのを覚えています.現在,内視鏡をする医者は当然の様に使っている内視鏡という機械の草創期から内視鏡,それも直視鏡にこだわってこられた先生です.なぜ,直視鏡かといいますと,食道癌の発見に命をかけておられたからです.その内視鏡の空気を送ったり,吸引する装置,これはトランペットに似ていますが,実はトランペットをまねたのです.これを考えられた先生なのです.熊谷先生から,内視鏡的な食道静脈瘤の治療は,肛門の治療で使っていた硬化剤をヒントにしたと伺いました.これが,後にレーザー治療を考えるヒントになりました.
環境保護 スキューバーやスキーをするようになり,益々環境の保護が大切だと感じております.このままではモルジブは水没してしいます.スキーのシーズンが短くなるのも困りものです.
趣味

スキューバーは開業前の大切な時期にモルジブに2週間滞在してライセンスを取りました.周囲から開業前の大切な時に不謹慎だと言われましたが,自分の人生だと開き直りました.スキューバーは競うようなスポーツでもなく,体力がなくてもできます.大切なのは,協調,慎重さと平常心を保つ事です.あとは,普段決して目にすることができない海の中の景色を楽しんだり,宇宙に行ったことはありませんが宇宙遊泳のような浮遊感を全身で味わったりすることで,十分満足できます.

スキューバー パラオで一緒に潜った人達が海の中でじっとしていのはなぜだろうと思っていたら,皆さんが海から上がったときに○○魚がいたねなどと感激して話しをしているを聞き,魚を観察していたのだと知りました.まだまだ潜るだけで精一杯な私は,近視である事もあり,魚を鑑賞するような余裕はありません.また,カメラを持って潜った時は,ただ写真を撮るだけなのにかなりのストレスになる事に気づきました.今年のセブ島では少し余裕ができ,ポーズを取ることができました.まだまだ,浮遊感を楽しんでいる状態です.
趣味 スキーにはまっています.広島にスキー場が沢山あると聞き,スノータイヤを買って冬の間は毎週行っておりました.四半世紀を東京で暮らし,今広島の自然に満喫しております.広島は本当に良い所です.今,木村公宣さんのDVDにはまっています.BGMの音楽まで別に購入してしまいました.
スキー 平成17年度のシーズンは計30日位滑りました.元SAJのデモンストレーターの方からレッスンを受けて,楽しくやっています.スキーも奥深くなかなか上達はしません.2級のバッジテストの合格は来年の課題となりました.
スキーを始めて2シーズンですが,最初のシーズンの時に滑るのが怖かった斜面を2シーズン目ではなんでその時は怖かったのだろうと思うようになり,少しずつ上達しているのだと感じています.
トイレ掃除

精神的に余裕が持てると,トイレ掃除をしたくなりました.トイレ掃除を無心に行っていると,トイレが綺麗になるにつれ,愛着がわき汚いとう観念がなくなってきます.私の無心とう意味は,綺麗にしようという目的意識を持たないということです.そういう意識を持つと,仕事になってしまいますから.ひたすら舐めるように掃除をしていると,人生や世界観について考察する事ができます.永平寺の修行僧が掃除をするのも分かる気持ちがします.

“よい医師”とは 工藤先生が秋田赤十字病院の外科部長時代の院長で工藤先生の良き理解者であった方の十ヵ条.詳しい内容へのリンク
医学こぼれ話 糖尿病の治療に欠かせないインスリンを発見した人が,流行らない整形外科の開業医であった事を知っていますか.詳しい内容へのリンク
医学こぼれ話 ペニシリンという抗生物質の名前を知らない人はいないと思います.その発見の物語です.詳しい内容へのリンク
白壁先生の
思いで
白壁彦夫教授が退官前によく研究室でお話をしました.その話しを思い出しながら書きました.詳しい内容へのリンク
映画 映画が好きで,よく見ます.映画通の人は知っている事ですが,通でない方は読んで下さい.詳しい内容へのリンク
読書 こんな本を読んでいます.詳しい内容へのリンク
中国 どういう訳か中国に興味があります.日本と似ていている(実際は日本は中国から学んだのですが)ようで,違う.どちらかと言えば,欧米に似ていると思っています.神田の中国専門の本屋に通った事もあります.私の学問的に浅い考えを書いてみました.詳しい内容へのリンク
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